全国一斉電話相談の報告

2010 年(平成 22 年)[秋] の全国一斉電話相談の集計結果の報告です。

シニアの悩み 110 番

2010 年 9 月 25 日(土)~ 26 日(日)に開催されました。NHK のテレビとラジオ で放送されましたので 関東では 2 日間で 63 件 の悩み相談がありました。
(全国 8 協会で 269 件)


今回は「家族・親族の悩み」の相談が多くあり、次に経済の悩みと健康・医療の悩み相談がありました。 社会の変化が家族関係の悪化に影響を及ぼしているようです。

今回の社会提言は「情報難民を救おう」です。

加齢が進むと社会との関わりが少なくなり、知りたい情報をキャッチ出来なくなります。知っておきたい情報も得られず、詐欺や悪質商法に巻き込まれてしまうケースが少なくありません。 社会制度の内容や行政への申請や手続方法が年々変わっているのも現実であり、シニアはこうした変化に対応できていません。 特に一人暮らし世帯はこの傾向が強いです。


5 人に 1 人強が高齢者という「超高齢社会」になっている現在、シニアの自助・自立を促すためにも、マスメディアで「子ども向き番組」があるように「シニア専用チャンネル」 「シニア専用紙面」を作成して、シニアに関する情報を定期的に伝達することを希望します。 シニアが高齢社会の中で人生最後まで不安なく心豊かな生活が出来る支えがこれからは最も必要です。
私達もその一環を担うべき活動を続けていきます。