特定非営利活動法人（NPO法人）
関東シニアライフアドバイザー協会™
（略称：関東SLA協会）

我が国は世界一の超高齢社会を迎えました。人が長生きすることはすばらしいことですが、高齢者が保護される人ではなく、 自らの豊かな知識や経験、優れた技術を生かして社会貢献することが、高齢社会の活力を高めることになります。

厚生白書にも高齢者は「第二の現役世代である」と提唱されています。年を重ねることは、新しい自分を発見することではないでしょうか。

私たちの協会は、特定非営利活動法人を設立して 10 年目を迎えることができました。これは一重に会員の皆さまが、ご支援くださったおかげで、心より感謝申し上げます。
次の 10 年を目指して協会を発展させてゆくためには、今後も会員の皆さまと共に一層の努力をすることが必要です。 協会の存在が地域社会や会員の皆さまにとって、輝いて活動できる拠点となるように願っています。

協会の広報誌「ビバシニア」編集スタッフの長年の目標であった「輝いて生きるためのノート」を、10 年目を記念して作成することになりました。 高齢者のための老い支度準備のエンディングノートは各種発行されていますが、終末に向かって夢や希望のないノートがほとんどでした。
編集スタッフは、手元に置いて生きる活力となる冊子を発行したいと会議を重ね、この度、100 歳まで元気で輝いて生きるための「ビバシニアノート」を発刊することができました。 皆さまがいろいろと書き込んでオリジナルノートに仕上げていただけるように編集しています。

この「ビバシニアノート」はシニアのためだけではなく、若い世代の皆さんにも、自分の過去と未来を見つめ直して、 新しい自分発見の参考書としても、活用してもらいたいと願っています。

「100 歳まで輝いて生きる」のは決して簡単なことではありませんが、目標を大きく持つことは大事なことです。
長い人生にはいろいろのことがありました。駆け足で走りぬけた日々もありました。苦しかったこと、楽しかったこと、平穏無事であった時期なども、心の奥にしまいこんでいませんか？

その思い出の一コマの記憶をたどって、少しずつ書き留めてみると、人生はなんと豊かで喜びに満ち、変化していくものかが見えてくるはずです。 今までの自分の人生を、ありのままに書いて、歩んできた道のりを振り返り整理してみましょう。

残りの人生に何をしたらよいのか、何をやり残しているかも浮かび上がってきます。100 歳までには、まだまだたくさんの時間がありますから、 今後の目標を5年先ごとに立ててみると、生きる意欲がわいてきます。そして、このノートはきっとあなたの宝物になると思います。

編集委員の思いをこのようなノートにまとめ上げましたが、完成されたノートとは思っていません。 読書の皆さんが不足分を補っていただけたら、より良いノートに仕上がるものと思います。ご意見をお寄せください。